iRCの難所に強いガミータイヤ、ゲコタは爺ヶ岳スペシャルとしてJNCCでも知られた存在です。しかし、「あまりに柔らかく、コーナリングでよれてしまう」こともあって、段々と普通のタイヤチョイスにもどりつつある感も否めません。特に、ガミータイヤのコンセプトを持ちながら、コーナーでのヨレも出ないダンロップAT81EXは、相当なシェアを拡大しつつあるのも事実です。

ところで、タイトルにもあるとおり斉木達也はこの爺ヶ岳では、ほぼ確実に(雨が降らない限り)ゲコタをチョイスすることにしています。
昨年話題になったとおり、斉木のガレのこなし方は、小池田をはるかに上回るスピード。世界でも類をみないのではないか、そうおもわせるチート的スピードなのですが、それを支えているのは実はゲコタだったのです。斉木曰く「ゲコタだと、ガレの上を走ったほうが速くて、ガレを探して走ってるんだよね」とのこと(昨年コメント)。斉木は自身の解釈でガレライテクを自分のものにしており、そのための武器としてゲコタをチョイスしているとのこと。なお、再来週に控えている爺ヶ岳も迷わずゲコタ。
JNCCのトップライダーの多くは、タイヤメーカーのサポートを受けており、何を履くかはシバリがあるもの。しかし、斉木はあえてサポートを受けず、そのラウンドにあったタイヤをチョイス。ちなみに、鈴蘭もゲコタだったそうですよ!