JNCC Rd.3広島レポート 小池田の圧勝と、石戸谷・西森の活躍

日本のクロスカントリーフィールドのなかでも、牧場からマウンテン、そして今年新たにモトクロスセクションが加わって、バリエーションに富む広島県テージャスランチ。古くからハードエンデューロなどが開催されており、5D前田氏の手腕が光る定番のコースとして知られるところ。

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今季のJNCCは、例年に加えて開幕戦で九州ラウンドがはいったことによって、序盤の2戦がハイスピードラウンドに。第3戦のこの広島から、少しずつテクニカルなラウンドへ移りっていき、得意とするライダーも少しずつ変わっていくおもしろさがある。開幕で下克上をものにした斉木達也の動向に注目が集まるのはもちろん、各クラスの様相にも変化が訪れそうだ。

全13台の参加台数をあつめたキッズ&トライには、オートバイ業界全体でもりあがっているビッグオフCRF1000アフリカツインで、勝野善太郎が参戦。1000ccではもてあましそうなフィールドながら、クラス5位でなんとかフィニッシュ。これまでもJNCCでは、950アドベンチャーやBMWなどで参加する強烈なライダーも数多くいたが、この分野も盛り上がってほしいところ。

トライのMenは今回ライバル不在だった水上泰晴が圧勝、JH-miniでは清水晴貴、SK-miniでは高橋遥、トライWomenで西村朝美がそれぞれ優勝を手にした。

FUN GPでは、昨年COMP Bで活躍した神馬匠が腕試しとしてCOMP Aとダブルエントリー。今戦よりマシンもEXC-Fに乗り換えて挑んだが、みごとにFAを優勝で決めた。FBはおなじみ櫻井隆仁が、FDは三宅英幸が総合でも12位の成績で優勝。FCは石川和敏が1位。昨今ウィメンズのレースが賑やかだが、こちらはWAでおなじみ菅原悠花が総合でも25位と圧勝。WBも、川田いづみが開幕から3連勝、WDでは昨シーズンのJH-miniからステップアップした吉田夢海が、今季初金星をあげた。

COMP GPのホールショットは、ここのところスタートから調子のいい石戸谷蓮。小池田猛がこれに続き、チャンピオン渡辺学と注目のルーキー斉木は出遅れる立ち上がり。しかし、斉木は開幕から引き続いて小池田をパスする激しいデッドヒートを1周目から演じ、これからはじまる3時間の激闘を予感させた。猛チャージで攻め続ける斉木に、小池田は冷静に追随する形をとったが、ウッズの広い上りで斉木が立ち木にクラッシュ、マシンが木にささり復帰にタイムロス。それでも必死にトップをおいかけようとする斉木だったが、少しずつリズムを崩してしまい、AAクラスの洗礼をあびた形だった。

2番手につけていたのは、渡辺だったが途中までバトルになっていた鈴木健二が体調不良で2位争いから離脱。小池田、渡辺は1-2位を長い展開として膠着し、おたがい見えない状況のなか牽制しあう形になった。面白かったのは総合4位、すなわちAA1の表彰台(3位)争い。石戸谷蓮、西森裕一が気張りこの1角を争うなか、小林雅裕もこのデッドヒートに参戦。最終ラップで強引にチャージをかけて3位をもぎとった小林だったが、これまで上位陣にからむことのできなかった石戸谷がここまで走れるようになったこと、そして西森の底力に会場はどよめいた。結果、石戸谷が総合5位、西森が総合6位に。

Aクラスは今季台風の目として期待されていた林友太が、第3戦目にして優勝。中盤までMTBダウンヒルレジェンドの内嶋亮がしきりに絡んでいく好カードが展開されたが、林にだいぶ余裕が残っているなかで内嶋はクラッシュして離脱。COMP Bは永易雄一郎、Rは小川知記がそれぞれ優勝した。

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Written by ジャンキー稲垣

日本のクロスカントリー、エンデューロを追い続けます!